FiddlerをMacで使う方法
Fiddler とは
FiddlerはMicrosoftが無料で配布しているWebProxyで、通過するHTTPの通信を覗き見したり、特定のリクエストに対してローカルファイルを返すようにしたり、いろいろゴニョゴニョできます。
+---------+ HTTP +---------+ HTTP +-----------+ | browser | <----> | Fiddler | <----> | WebServer | +---------+ +---------+ +-----------+ ↑ ここでいろいろゴニョゴニョ
Fiddlerのインストール
Webのデバッグにはとても便利なツールなのですが、Microsoft謹製のツールで、Windows版しかありません。
なのでWindowsが必要です。何かしらのVM(VirtualBox等)を用意して、XP以降のWindowsをインストールします。VMが嫌なら実機でも良いです。いずれにせよ、Windowsは必須です。
Windowsのインストールが完了したら、こちらからFiddlerをダウンロードし、インストールします。
Fiddlerの設定
HTTPSデコードの設定(必要であれば)
Tools -> Fiddler Options の HTTPS タブを開きます。 「Capture HTTPS CONNECTs」にチェック、「Decrypt HTTPS traffic」にチェックを入れれば、FiddlerにてHTTPSを復号するようになります。
このままではHTTPSの通信をする際にブラウザで警告が出るので、Fiddlerのルート証明書をブラウザにインストールする必要があります。 「Export Root Certificate to Desktop」をクリックすると、デスクトップに「FiddlerRoot.cer」という証明書ファイルが作成されますので、Fiddlerを使用するブラウザにインストールします。
Proxyの設定
Tools -> Fiddler Options の Connections タブを開きます。 「Allow remote computers to connect」にチェックを入れ、OKを押下した後、Fiddlerを再起動すると、Fiddlerは別マシンからの通信もProxyするようになります。
Fiddler側の準備ができたら、ブラウザのProxy設定をします。 画像はFirefoxでの設定例です。proxyのアドレスにVMのIPアドレスを指定し、ポート番号も合わせます。
以上でMac上で動くブラウザの通信をFiddlerでキャプチャできるようになります。